20世紀に発行された多種多様な雑誌にスポットを当てる書籍『20世紀エディトリアル・オデッセイ』が、4月21日に刊行された。
同書では、20世紀に刊行された雑誌の中から画期的な編集やデザインで新たな価値観を生み出した雑誌を選び、豊富なビジュアルを織り交ぜて紹介。1960年代のカウンターカルチャーを代表するアメリカのカタログ『ホール・アース・カタログ』をはじめ、『WET』『Jam』『HEAVEN』『ロッキング・オン』『an・an』『暮しの手帖』『ワンダーランド』『宝島』『ガロ』といった雑誌を取り上げるほか、パンクのファンジン、『コミックマーケット』と同人誌などを切り口にした記事、インタビューや対談も掲載される。さらに415冊の表紙ビジュアル、主な雑誌と出版界の出来事を記録した年表も収録。
著者は『Quick Japan』の創刊編集長としても知られる赤田祐一と、『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』などの著書で知られるばるぼら。アートディレクションとデザインを大原大次郎が担当している。
(画像:『20世紀エディトリアル・オデッセイ』より)