楳図かずお監督の映画『マザー』が、9月27日から東京・新宿ピカデリーほかで公開。主題歌が中川翔子の“chocolat chaud”に決定した。
『マザー』は、『漂流教室』『まことちゃん』『おろち』などで知られる漫画家・楳図かずおの監督デビュー作。主人公の漫画家・楳図かずおと、その生い立ちを本にしようと取材する担当編集者・若草さくらのまわりで、死んだはずの楳図の母・イチエの怨念が巻き起こす恐怖の怪奇現象を描く。主人公の楳図を片岡愛之助が演じるほか、さくら役に舞羽美海、イチエ役に真行寺君枝がキャスティングされている。
同作の主題歌に決定した“chocolat chaud”は、中川の4枚目のアルバム『9lives』の収録曲。子供の頃から楳図作品の大ファンであることを公言し、テレビ番組などで楳図監督と何度も共演している中川は、映画本編にも友情出演し、物語の鍵を握る重要な役を演じているという。
楳図かずおのコメント
しょこたんとまたお仕事がご一緒できて嬉しいです。主題歌はオープニングのイントロがホラーっぽい、テンポのいい曲だと思います。歌詞の中の「あたしが朽ち果てた後も/あなたをずっと愛し続けてる」という部分が映画のテーマとリンクして、雰囲気があっている。しょこたんはこういう歌も歌うのかと驚きました。今回は、スケジュール的に厳しい中で友情出演もしてもらい、出番はちょっとだけど非常にインパクトのあるシーンに出てもらいました。観た方に楽しんで頂ける場面になっていると思います。
中川翔子のコメント
楳図かずお先生は、この世界の素晴らしさや美しさ、恐ろしさやあらゆることを教えてくれた、私にとって神様です。その神様が紡ぐ実写映画の世界に主題歌という形で参加することができ、夢にも見たこと無いくらいの素晴らしい夢が実現するなんて、このミラクルに感謝します。「躯が朽ち果てた後も 心は愛し続けてる」。それは楳図先生から教わった人間の持つ美しさと恐ろしさです。是非、劇場で、楳図先生の魂の宿るこの作品を見て感じて欲しいと思います。
作品情報
『マザー』
2014年9月27日(土)から新宿ピカデリーほかロードショー
監督:楳図かずお
脚本:楳図かずお、継田淳
主題歌:中川翔子“chocolat chaud”
出演:
片岡愛之助
舞羽美海
真行寺君枝
配給:松竹メディア事業部
(画像上:映画『マザー』より ©「マザー」製作委員会、画像中:映画『マザー』より ©2014松竹株式会社、画像下:左から中川翔子、楳図かずお ©2014松竹株式会社)