向井理と片桐はいり出演の映画『小野寺の弟・小野寺の姉』の追加キャストが発表。また、全国公開日が10月25日になることもあわせてわかった。
『小野寺の弟・小野寺の姉』は、アニメ『TIGER & BUNNY』や映画『怪物くん』などで知られる脚本家・西田征史の小説をもとにした作品。東京で2人暮らしをしている姉弟と彼らを取り巻く人々による、温かく切ない日常がコメディータッチで描かれた作品だ。舞台版は西田自身が演出を手掛け、2013年に東京と大阪で上演された。
西田が初めてメガホンをとった映画版では、オリジナル脚本だった舞台版とは異なり、原作小説をもとにした物語が描かれる。キャストは舞台に引き続き、生真面目な姉・小野寺より子役に片桐はいり、引っ込み思案で恋に奥手な弟・小野寺進役に向井理がキャスティングされている。
今回発表された追加キャストは、進が惹かれていく女性役の山本美月、より子と心を通わせていく男性役の及川光博、物語の鍵を握る役柄にはムロツヨシ、『TIGER & BUNNY』出演声優でもある寿美菜子。さらに、進のかつての恋人役を演じる麻生久美子、進の上司役に大森南朋が名を連ねている。
山本美月のコメント
今回、初めてふわふわした女の子らしい役を演じさせていただきました。普段の自分とは違う理想の女の子像に近い感じだったので、お話しをいただいた際はとても嬉しかったです。現場の空気もとてもアットホームで、監督、向井さん、片桐さん含めて皆さんに優しくしていただいて撮影もあっという間でした。ゆったりとした切なくて、且つ可愛い世界観なので公開が楽しみです。
及川光博のコメント
不器用で、おそらく天然キャラの営業マン・浅野を演じました。監督の細やかな演出のもと、ふんわりとした作品世界に存在できて楽しかったです。片桐さんが演じるより子と心を通わせる、その“ぎこちなさ”や“まどろっこしさ”を、あたたかい目で見ていただけたら幸いです。いままでにない役どころでしたので、大変勉強になりました!
ムロツヨシのコメント
監督の西田さんとは、8年前、舞台「泥棒役者」で出会いました。いつか、また一緒に、そんな約束をしたのも覚えてます。その約束が、西田さんの原作、脚本、映画初監督。ここに一緒にいれることを、そりゃもう嬉しく嬉しくです。たまに酒飲んでた向井理とも初共演。親友役ですよ。向井くん。僕は親友できてましたか?向井くん、西田監督。さ、観たい映画ができました。
寿美菜子のコメント
この度、西田組の映画に参加させてもらえて嬉しかったです。もともと西田監督とは、アニメの作品でご一緒させてもらっていたので、映画の現場では今まで見たことのない表情を見ることが出来て、とても新鮮でした。そんなご縁で参加させてもらえたこの作品は、共演者の方に優しくしていただいたのでとても心強かったです。そして私自身演じたことのない役にチャレンジさせてもらえて嬉しかったです。もともと舞台も見させてもらってストーリーも大好きだったので、今から出来上がりが楽しみです。
麻生久美子のコメント
以前から交流のある西田監督の初監督映画に参加させていただき、光栄に思っています。役者としてお仕事をしたのも初めてだったので、少し照れ臭かったですが、楽しかったです。
大森南朋のコメント
西田監督とは、数年前に役者としてお会いしておりました。初監督作品に呼んで頂き感謝です。また呼んでください。さらに同時期に、某局の某ドラマでも共演していた主演の向井さんとも全く異なるシチュエーションでお芝居を出来て妙な感じでした。完成を楽しみにしております。
西田征史監督のコメント
小野寺姉弟の小さな生活圏。その中に暮らす不器用で平凡な人々を、個人的に大好きな俳優陣が丁寧にそして生々しく演じてくださいました。どの役もどこかちょっと変なので、どの出演者のファンの方も「今までにないその人」を目にすることが出来ると思います。是非是非ご覧ください!
作品情報
『小野寺の弟・小野寺の姉』
2014年10月25日(土)から新宿ピカデリーほか全国で公開
監督・脚本:西田征史
原作:西田征史『小野寺の弟・小野寺の姉』(リンダパブリッシャーズ刊)
出演:
向井理
片桐はいり
山本美月
ムロツヨシ
寿美菜子
木場勝巳
麻生久美子
大森南朋
及川光博
配給:ショウゲート
(画像上:左上から時計回りに山本美月、及川光博、大森南朋、麻生久美子、寿美菜子、ムロツヨシ ©2014『小野寺の弟・小野寺の姉』製作委員会、画像下:『小野寺の弟・小野寺の姉』 ©2014『小野寺の弟・小野寺の姉』製作委員会)