戦後アメリカのデザインを定義づけたデザイナー、ジョージ・ネルソンの大規模展

デザイナー・編集者・建築家のジョージ・ネルソンの多岐にわたる仕事を紹介する『ジョージ・ネルソン展―建築家、ライター、デザイナー、教育者』が、7月15日から東京の目黒区美術館で開催される。

ジョージ・ネルソンは、1931年にアメリカ・イェール大学で建築の学位をとり、ニューヨークで建築事務所を設立。編集長として建築雑誌の制作に携わった後、1946年からはハーマン・ミラー社で25年間にわたりデザインディレクターを務め、当時まだ無名だったチャールズ&レイ・イームズ夫妻の起用や、デザインに関する数々のエッセイなどから20世紀後半におけるアメリカのデザインを定義づけたデザイナーの1人として知られる。

国内初の大規模展なネルソン展となる同展では、家具やグラフィック、モックアップ、映像など約300点を通して、「システムとしてのデザイン」というコンセプトを体現し、デザインに対する考え方を突き詰めたネルソンの仕事を様々な側面から紹介。また、ネルソンが企画と展示デザインを手掛け、1959年に冷戦下のモスクワで開催された『アメリカ博覧会』を大規模な模型や映像で再現する。

イベント情報

『ジョージ・ネルソン展―建築家、ライター、デザイナー、教育者』

2014年7月15日(火)~9月18日(木)
会場:東京都 目黒区美術館
時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜(ただし7月21日と9月15日は開館、翌日は休館)
料金:一般1,000円 大高生・65歳以上800円
※小中学生無料、障がいのある方は半額・付添者1名無料

(画像上から:ジョージ・ネルソン 1965頃 Photo: Vitra Design Museum Archiv、ボール・クロック 1948 Photo: Vitra Design Museum、マシュマロ・ソファ 1956 Photo: Vitra、ココナッツ・チェアとオットマン 1956 Photo: Vitra Design Museum Archiv、「アメリカ博覧会」の展示模型『ジャングルジム』とネルソン・オフィスのスタッフ モスクワ 1959 Photo: Vitra Design Museum Archiv)

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