島本和彦の漫画『アオイホノオ』をもとにした連続ドラマが、7月からテレビ東京系で放送される。
小学館の漫画誌『ゲッサン』に連載中の『アオイホノオ』は、島本の大学時代をもとにした1980年代の若者たちの群像劇。『タッチ』『機動戦士ガンダム』といった名作に憧れと嫉妬を抱くクリエイターの卵たちが織りなす「まだ何者でもなく、熱かった日々」が、島本本人や実在の友人、ライバルたちをモデルにして描かれた作品だ。
テレビ東京系の『ドラマ24』枠で放送されるドラマ版では、主人公の焔モユル役を柳楽優弥が演じる。監督・脚本は同枠で放送された『勇者ヨシヒコ』シリーズでも知られ、自らの演出方法を「島本メソッド」と呼ぶなど、島本作品から影響を受けた福田雄一が手掛ける。なお、柳楽が地上波の連続テレビドラマで主演を務めるのは今回が初めてとのこと。
柳楽優弥のコメント
今回初めて、熱血的かつユニークな役を演じさせて頂く事になりました。福田雄一さんワールドに入れる事を楽しみにしています。皆さんに楽しんで頂けるように、僕も撮影期間中、笑倒して挑みます!
福田雄一監督のコメント
僕の創作の師匠である島本先生の原作を初めて演出させて頂くことが何よりの幸せです。さらに、主人公に柳楽くんという最高のキャストも頂きました。これでドラマが失敗したら、すべて僕のせいです!
島本和彦のコメント
すべて神回にすると福田雄一は言った!!奴ならできる!!私はわくわくして祈るのみだ!!あと原作も負けないように魂をたたきつけ続けるのみだ!!!!
山鹿達也プロデュ―サーのコメント
80年代初頭。今を時めくクリエイターたちの青春時代は、どうだったのか!?漫画家、アニメーター、映像作家……何者でもなかった人たちが、夢に向かって熱くもがく魂の鼓動は、崇敬の念を超え、神々しく、また、いじらしくユーモラスでもあり、心にズサズサ突き刺さります。これから大人になる若い視聴者には、夢に向かってもがく若きクリエイターたちの熱い思いを。いま、大人を生きている視聴者には、若かりし頃、夢に向かって躍起になっていた昔を懐かしがって、観ていただけたら幸いです。きっと、心にカンフル剤が注入され、もやもやが晴れると思います!演技派の柳楽優弥さんと福田監督が織りなすエンターテインメントな世界をご堪能ください!
番組情報
ドラマ24『アオイホノオ』
2014年7月からテレビ東京系で放送開始
監督・脚本:福田雄一
原作:島本和彦『アオイホノオ』(小学館)
出演:
柳楽優弥
ほか
(画像上:柳楽優弥、画像下:『アオイホノオ』原作ビジュアル 原作/島本和彦「アオイホノオ」(小学館「ゲッサン」連載中)©島本和彦・小学館/「アオイホノオ」製作委員会)