我喜屋位瑳務の個展『P.O.V.』が、5月24日から東京・銀座のnada art galleryで開催される。
我喜屋は、独学で絵画を学び、挿画、アパレル、広告、ウェブの分野でイラストレーターとして活躍する傍ら、2009年に公募展『1_WALL』でグランプリを受賞するなど、美術の分野でも活動を行う沖縄出身のアーティスト。紙やキャンバス、使用済みのパッケージなどを解体し、重ね合わせて支持体にしたり、戦後アメリカのサブカルチャーが持つ世界観を土台にしたイメージをデフォルメして描き、カットアップするなど、コラージュ的な手法を用いて作品を制作している。
なお、様々な支持体にホラーやサイエンスフィクション、アメコミの1コマのようなイメージを集積させて描く我喜屋の作品は、正体不明のものに対する不安や、多様な価値観と大量の情報が溢れる現代社会を映し出しているという。
映画用語で「視点ショット」を意味する「Point Of View Shot」からタイトルをとった『P.O.V.』展では、我喜屋が作家として活動を始めた2006年から現在までに制作されたドローイング、コラージュ、キャンバスの作品を展示する。
イベント情報
我喜屋位瑳務個展 『P.O.V.』
2014年5月24日(土)~6月15日(日)
会場:東京都 銀座 nada art gallery
時間:11:00~20:00
休廊日:月曜
料金:無料
オープニングパーティー
2014年5月24日(土)18:00~20:00
会場:東京都 銀座 nada art gallery
(画像上:『untitled』 29.7×21cm Ink, Acrylic, Paper 2014 ©Isamu Gakiya、画像中:『untitled』 28×22.5cm Ink, Acrylic, Paper, Envelope 2013 ©Isamu Gakiya、画像下:『untitled』 33.4×24.3cm Acrylic on Canvas 2013 ©Isamu Gakiya)