『映画をめぐる美術』展で西澤徹夫×日埜直彦トーク、温又柔×ケイタニーラブのコラボ

6月1日まで東京・竹橋の東京国立近代美術館で行われている『映画をめぐる美術―マルセル・ブロータースから始める』展の関連イベントが5月17日、24日に開催される。

17日に開催されるギャラリートーク『緊急企画|建築家が語る、会場構成のこれから』には、東京国立近代美術館の所蔵品ギャラリーリニューアルや数々の展覧会で会場構成を手掛けている建築家・西澤徹夫と、美術ギャラリーや『横浜トリエンナーレ』の会場など、美術に関る空間を多く設計している建築家・日埜直彦が出演。建築家の視点から見る展覧会の会場デザインについて語る。

また、24日に開催される朗読イベントでは、台湾語や中国語、日本語、エスペラント語など複数の言語にまたがる作品を発表している小説家・温又柔の朗読と、朗読劇『銀河鉄道の夜』の音楽を手掛けたことでも知られる小島ケイタニ―ラブの音楽によるコラボレーションが行われる。展覧会場の内外を使用し、展示作品に触発されて選ばれたテキストを朗読するパフォーマティブな内容になるという。

なお、『映画をめぐる美術―マルセル・ブロータースから始める』展は、1960年代半ばから1970年代半ばにかけてオブジェや写真、短編映画の制作や著述活動など幅広い表現を行ったベルギー出身のマルセル・ブロータースにスポットを当てた展覧会。出展作家はブロータースをはじめ、ピエール・ユイグ、アンリ・サラ、ドミニク・ゴンザレス=フォルステル、田中功起、やなぎみわ、ミン・ウォンら13人となる。

イベント情報

『緊急企画|建築家が語る、会場構成のこれから』

2014年5月17日(土)14:00~15:00
会場:東京都 竹橋 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
出演:
西澤徹夫(建築家、本展会場デザイン担当)
日埜直彦(建築家)
司会:三輪健仁(東京国立近代美術館主任研究員)
料金:無料(申込不要、要観覧券)

イベント情報

『朗読イベント』

2014年5月24日(土)14:00~15:00
会場:東京都 竹橋 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
朗読:温又柔(小説家)
音楽:小島ケイタニ―ラブ(音楽家)
料金:無料(申込不要、要観覧券)

イベント情報

『映画をめぐる美術―マルセル・ブロータースから始める』

2014年4月22日(火)~6月1日(日)
会場:東京都 竹橋 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
時間:10:00~17:00(金曜は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
参加作家:
マルセル・ブロータース
シンディ・シャーマン
アイザック・ジュリアン
ダヤニータ・シン
ピエール・ユイグ
アナ・トーフ
ドミニク・ゴンザレス=フォルステル
アクラム・ザタリ
やなぎみわ
ミン・ウォン
エリック・ボードレール
アンリ・サラ
田中功起
休館日:月曜
料金:一般850円 大学生450円
※高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料

ギャラリートーク
2014年5月31日(土)14:00~15:00
会場:東京都 竹橋 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
出演:岡田秀則(東京国立近代美術館フィルムセンター主任研究員)
料金:無料(申込不要、要観覧券)

(画像上:マルセル・ブロータース『シネマ・モデル』(1970年)展示風景 Courtesy of Estate Marcel Broodthaers, Brussels; Marian Goodman Gallery, New York and Paris © Estate Marcel Broodthaers, Brussels Photo: 木奥惠三、画像中:西澤徹夫による「映画をめぐる美術――マルセル・ブロータースから始める」会場構成イメージスケッチ、画像下:小島ケイタニーラブ)

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