批評家・佐々木敦の著書『「4分33秒」論──「音楽」とは何か』が、5月30日に刊行される。
世界でもっとも有名な現代音楽作品の一つであるジョン・ケージの“4分33秒”。1952年の初演以来、多くの音楽家やアーティストたちに影響を与えている作品だ。同書は、佐々木が計10時間以上にわたって“4分33秒”について語った大学講義『「4分33秒」を/から考える』を書籍化したもの。“4分33秒”を巡る議論や同楽曲の可能性、初演以降の音楽史など様々な視点から同楽曲を読み解き、オノ・ヨーコからサーストン・ムーアにまで続くフルクサスの精神を浮き彫りにしていくという。
(画像:『「4分33秒」論──「音楽」とは何か』表紙)