多次元の観念に基づいた新たな答えを提示、レネ・シュピッツァーと佃弘樹の2人展

レネ・シュピッツァーと佃弘樹の2人展『The Noom Induction』が、5月31日から東京・渋谷のNANZUKAで開催される。

ドイツ・デュッセルドルフを拠点に活動するレネ・シュピッツァーは、これまでにドイツ国内のほか、アメリカやイギリス、オランダなどで展覧会に参加。地球と平行した別世界が無限に存在し、また、あらゆる思想概念や想像したものは実在するという前提に基づき、キャンバスや映像、紙工作など様々な媒体を用いて、地球と類似した別の世界を表現した作品を発表している。

これまでに3度にわたりNANZUKAで個展を開催している佃弘樹は、近年オランダ、ドイツでの個展をはじめ、海外へと活動の幅を広げている。自身で「外の世界(アウターワールド)」と解説する佃の作品は、人工建造物、植物、幾何学形、記号など記憶の中に存在するものや空想したものといったモチーフを、モノクロームの鋭い線で描く。

2011年にアートフェア『Art Cologne』で出会った2人は、2012年に東京・原宿のTokyo Cultuart by BEAMSで2人展『N = R* x fp x ne x fl x fi x fc x L』を開催。2度目の2人展となる『The Noom Induction』展では、シュピッツァーの近作・新作と佃の新作に加え、2人が共同で制作したインスタレーションを展示する。作品には、「物事は想像した時点でフィクションではなくその存在確率が発生する」という多次元の観念に基づき、人々を既成概念を超えた新しい答えや経験へと導くのではないか、という思いが込められているという。

なお、展覧会初日の5月31日には、シュピッツァーと佃を囲むオープニングレセプションが行われる。

イベント情報

レネ・シュピッツァー×佃弘樹
『The Noom Induction』

2014年5月31日(土)~6月28日(土)
会場:東京都 渋谷 NANZUKA
時間:11:00~19:00
休廊日:日曜、月曜、祝祭日

オープニングレセプション
2014年5月31日(土)18:00~20:00
会場:東京都 渋谷 NANZUKA

(画像上:『Helmet』 colorpencil, acrylics on canvas, 41x36.5cm, 2014 ©René Spitzer Courtesy of NANZUKA、画像中:『Noom Pilot』 colorpencil, acrylics on canvas, 50x40cm, 2014 ©René Spitzer Courtesy of NANZUKA、画像下:『Spaceship BLSH』 Paper, Ink, pen, mirrorfoil, 46 x 28 x 14cm, 2013 ©René Spitzer Courtesy of NANZUKA)

  • HOME
  • Art,Design
  • 多次元の観念に基づいた新たな答えを提示、レネ・シュピッツァーと佃弘樹の2人展

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて