シェルカウイの『BABEL(words)』が日本上陸、ゴームリーによる動く舞台装置も

振付家のシディ・ラルビ・シェルカウイとダミアン・ジャレよるコンテンポラリーダンス公演『BABEL(words)』が、8月29日から東京・渋谷の東急シアターオーブで上演される。

シディ・ラルビ・シェルカウイとダミアン・ジャレはベルギーを拠点に活動する振付家。2012年には森山未來も出演した手塚治虫の作品が題材の『テ ヅカ TeZukA』を日本で上演した。『BABEL(words)』は、シェルカウイとジャレ、彫刻家アントニー・ゴームリーとの共同制作による3部作の完結編となる。

旧約聖書の『バベルの塔』の物語をモチーフにした同作は、民俗、テリトリー、様々な異なる言語、国家のアイデンティティーといった問題を、10か国以上の国から参加する多国籍なダンサーとミュージシャンのパフォーマンスによって描く。『ターナー賞』受賞作家のゴームリーが手掛ける5つの大きな直方体フレームの舞台装置は、パフォーマーの動きによって配置を変え、領土、陣地、自室、リングといったスペースを表現する壁や境界になるという。

同作は、坂本龍一がゲストディレクターを務める『札幌国際芸術祭2014』で日本初上演。坂本は同作について、「今までに見た事がないような才能の出現!今ほど、この作品が必要とされる状況はないんじゃないのかな」と語っており、東京公演は坂本が熱望したことから実現したという。

イベント情報

シディ・ラルビ・シェルカウイ+ダミアン・ジャレ
『BABEL(words)』

2014年8月29日(金)~8月31日(日)全3公演
会場:東京都 渋谷 東急シアターオーブ
料金:S席9,000円 A席7,000円

(画像上・中:『バベル』過去公演写真 ©Koen Broos、画像下:シディ・ラルビ・シェルカウイとダミアン・ジャレ ©Koen Broos)

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