映画監督・俳優のジャック・タチが手掛けた全監督作のデジタルリマスター版を一挙に上映する『ジャック・タチ映画祭』で上映された作品が、6月21日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで再上映される。
完璧に創り上げられた映像美によってオーソン・ウェルズやジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォーら同時代の映画監督を魅了し、計算された音楽や音の使い方から多くのミュージシャンにも影響を与えたジャック・タチ。5月9日に幕を閉じた同映画祭では、タチの監督作が自身の意図した編集を可能な限り復元したデジタルリマスター版で上映された。
今回の再上映は、前回上映の好評を受けて実施されるもの。戦後フランス映画史上屈指の大作であり、タチを破産に追い込んだという『プレイタイム』や、代表作『ぼくの伯父さん』、劇場初公開となるタチの遺作『パラード』など13本が上映される。なお、6月24日18:40の回上映前には、いとうせいこうによるトークショーも行われる。
イベント情報
『ジャック・タチ映画祭』アンコール上映
2014年6月21日(土)~7月4日(金)
会場:東京都 渋谷 シアター・イメージフォーラム
上映作品:
『プレイタイム』(監督:ジャック・タチ)
『ぼくの伯父さん』(監督:ジャック・タチ)
『トラフィック』(監督:ジャック・タチ)
『パラード』(監督:ジャック・タチ)
『のんき大将 脱線の巻【完全版】』(監督:ジャック・タチ)
『郵便配達の学校』(監督:ジャック・タチ)
『ぼくの伯父さんの休暇』(監督:ジャック・タチ)
『ぼくの伯父さんの授業』(監督:ジャック・タチ)
『フォルツァ・バスティア'78/祝祭の島』(監督:ソフィー・タチシェフ、ジャック・タチ)
『家族の味見』(監督:ソフィー・タチシェフ)
『陽気な日曜日』(監督:ジャック・ベール)
『乱暴者を求む』(監督:シャルル・バロワ)
『左側に気をつけろ』(監督:ルネ・クレマン)
※公開プログラムはオフィシャルサイト、劇場を参照