アニメーション作家のシルヴァン・ショメによる初の長編実写映画『ぼくを探しに』が、8月2日から東京・渋谷のシネマライズ、シネ・リーブル池袋ほか全国で公開される。
ショメ監督は、アニメーション作品『ベルヴィル・ランデブー』『イリュージョニスト』で『アカデミー賞』長編アニメーション部門に2度ノミネートされた経歴を持つフランス出身のアニメーション作家。『イリュージョニスト』はクロックワークスと三鷹の森ジブリ美術館による共同配給で日本公開された。
ショメが初めて実写長編映画に挑戦する同作では、幼い頃に両親を亡くし、そのショックで言葉を話すことができないまま大人になったポールと、失われた記憶を呼び覚ます不思議なハーブティーを淹れる謎めいた女性、マダム・プルーストとの出会いから始まる物語が描かれる。ショメ監督は同作を撮影するにあたって『ベルヴィル・ランデブー』のサウンドトラック収録曲“アッティラ・マルセル”にインスピレーションを得たほか、マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』へのオマージュを織り交ぜながらストーリーを膨らませていったという。なお、『アメリ』のプロデュースで知られるクローディー・オサールが製作を手掛けている。
作品情報
『ぼくを探しに』
2014年8月2日(土)からシネマライズ、シネ・リーブル池袋ほか全国で公開
監督・脚本・音楽:シルヴァン・ショメ
音楽:フランク・モンバレット
出演:
ギョーム・グイ
アンヌ・ル・ニ
ベルナデット・ラフォン
エレーヌ・ヴァンサン
配給:トランスフォーマー