特集記事「こわい絵本」が、6月15日に発行された柴田元幸責任編集による文芸誌『MONKEY Vol.3』に掲載されている。
同特集では、『博士の愛した数式』などで知られる作家・小川洋子がテキストを手掛け、『ちがうねん』『どこいったん』などの絵本を発表しているジョン・クラッセンが絵を担当した作品をはじめ、ボルヘスが作り出したと言われる架空の幻想作家I.A.アイルランドとアニメーション作家の山村浩二、イラストレーターのタダジュンとブライアン・エヴンソン、絵本作家のきたむらさとしとリオノーラ・キャリントン、マット・キッシュと『白鯨』のハーマン・メルヴィルのコラボ作品を掲載。英語テキストの日本語訳は柴田元幸が手掛けている。さらに柴田と歌人・穂村弘が「怖い絵本」について語り合う対談「怖い絵本はよい絵本」も掲載される。
また、村上春樹、川上弘美、岸本佐知子、古川日出男による連載や、柴田の東京大学での講義録なども収録される。