木村カエラと奈良美智がNHKで音楽対談、人生に影響を与えた10曲を語り合う

2014.06.20 Fri

木村カエラと奈良美智が出演する『ミュージック・ポートレイト』の第1夜が6月26日23:00から、第2夜が7月3日23:00からNHK Eテレで放送される。

2人のクリエイターがそれぞれ10曲を選び、曲にまつわるエピソードなどを通してこれまでの人生を語り合う同番組。今回はデビュー10周年を迎えるカエラと初めて展覧会を行ってから今年で30年となる奈良が、それぞれの人生の節目に聴いていた楽曲を持ち寄って紹介する。

第1夜では、木村が初めて「歌手になりたい」と憧れた楽曲だというglobeの“Feel like dance”をはじめ、中学生のときに夢中になったSpice Girlsの楽曲、進路に悩む高校生のときに歌手になることを決意するきっかけとなったYUKIの“プリズム”、自身のデビュー直前に衝撃を受けたアヴリル・ラヴィーンの楽曲などを紹介。奈良は、少年時代に夢中になった寺内タケシとバニーズの“太陽野郎 ”や、奈良に「表現の衝動」を芽生えさせたというRamones、ドイツ留学時代に聴いていた同世代のパンクバンドTHE STAR CLUBらの楽曲を紹介する。

第2夜では、2004年のデビュー後、忙しさや様々なゴシップに悩んでいたカエラが癒されたというクラブミュージックをはじめ、本来の自分と違うイメージが支持されていくことに不安を抱いていた時期にカエラが自らを重ねたというリリー・アレンの楽曲について語るほか、自身のイメージが肥大化していくことに戸惑いを覚えていた1990年代後半の奈良に初心を思い起こさせたというThee michele gun elephant、2000年以降に制作拠点を日本からドイツに移し、再び一人で制作に没頭していた奈良が愛聴したFacesのロニー・レインの楽曲などを紹介。さらに、東日本大震災に直面した2人が、苦悩を乗り越えようとする中で感銘を受けた音楽についても語られる。