『ヨコハマ・パラトリエンナーレ』初開催、障がい者と真鍋大度、皆川明らがコラボ

障がいのある人と様々な分野の専門家たちの協働による現代アートの国際展『ヨコハマ・パラトリエンナーレ 2014』が、8月1日から神奈川・横浜の象の鼻テラスで開催される。

初開催される同展は、障がい者と、高い技術を持つ様々な分野のプロフェッショナルが出会い、共に新しい芸術表現を生み出す場の創出を目的としている。両者の出会いによって作り出される新しい表現を発信すると共に、障がい者の創作活動をサポートする「伴奏者」にも着目し、ノウハウの集積や人材の発掘および育成にも取り組むという。

現在までに明らかになっているプログラムは、障がい者の手による織物をもとに作品を作り出す岩崎貴宏の展示や、聴覚障がいのあるダンスチームSOUL FAMILYとの共同作業により触覚デバイスを使った『music for the deaf』を発表する真鍋大度＋石橋素＋照岡正樹＋堤修一らの展示とデモンストレーション、皆川明とSLOW LABEL 横浜のコラボレーションによって、港南福祉ホームの人々がミナ・ペルホネンの生地に刺繍を施してアート性のあるプロダクトに転換するプロジェクト『sing a sewing』、ペドロ・マシャドらによるダンスワークショップなど。参加作家は今後も追加される。

関連リンク

• ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014
• CINRA.NET > いわゆる「障がい者アート展」ではない『ヨコハマ・パラトリエンナーレ』