批評家・石岡良治の講義録『視覚文化「超」講義』が、6月26日に刊行される。
同書は、映画やゲーム、アニメ、音楽のPV、アートやCG、漫画などの視覚文化を、ハイカルチャーとポップカルチャーの枠組みを超えて捉えた書籍。全5回の講義から構成されており、「教養」「ノスタルジア」「メロドラマ」「フェイク」「遊戯性」「ファンコミュニティ」といったキーワードを織り交ぜながら、YouTubeやニコニコ動画が普及した現在の視覚文化のあり方を横断的に紐解いていく。また、巻末には石岡と哲学者・國分功一郎による対談「新しい時代のための、視覚文化をめぐる哲学」も収録される。表紙イラストはJohnHathwayが担当。なお、石岡は同書が初の単著となる。
宇野常寛は同書について「伝説の男が、『日本最強の自宅警備員』と呼ばれるあの男がついにその重い腰を上げた……!本書をもって世界は知ることになるだろう、本物の知性と本物の情熱の存在を。そして、石岡良治氏だけが両者をあわせもつことを」とコメントを寄せている。