市井の人々の一瞬を捉える「イメージの釣り人」、ロベール・ドアノー写真展

写真家、ロベール・ドアノーの展覧会『ロベール・ドアノーの写真 パリ・アルプス・幸せな時間』が、9月29日まで山梨・清里フォトアートミュージアムで開催されている。

1994年の没後もフランスを代表する写真家の一人として愛されているドアノー。市井の人々の一瞬をとらえる稀有な洞察力と、遊び心に満ちた感覚からフランスでは「イメージの釣り人」とも評されている。中でも若い男女のキスと捉えた『パリ市庁舎前のキス』は世界でも良く知られた一枚だ。

同展では、2012年にフランス・グルノーブルで行われた『ドアノーのアルプス』の展示作品に加え、清里フォトアートミュージアム所蔵のドアノーの代表作の中から、ピカソやジャコメッティら芸術家たちのポートレイトも含む34点、さらにドアノーが愛娘や動物たちを撮影した写真をもとに制作した子どものための写真絵本『1、2、3、4、5 遊びながら数えよう』のヴィンテージプリントを加えた全144点が紹介されている。


イベント情報

『ロベール・ドアノーの写真 パリ・アルプス・幸せな瞬間』

2014年7月5日(土)~9月29日(月)
会場:山梨県 清里フォトアートミュージアム
時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:毎週火曜(火曜が祝日の場合は開館、7月5日~9月1日まで無休)
料金:一般800円 学生600円 中高生400円

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