ひびのこづえの創作活動を振り返る個展『びのこづさいぼー』、佐藤卓との対談も

2014.07.16 Wed

ひびのこづえの個展『びのこづさいぼー：ひびのこづえ＋「にほんごであそぼ」のしごと』が、8月4日から東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催される。

1988年からコスチュームアーティストとしての仕事を始め、これまでに野田秀樹演出の『から騒ぎ』『真夏の夜の夢』『エッグ』『MIWA』をはじめとする数々の舞台や、雑誌、テレビCM、映画、宇多田ヒカルらのPVやCDジャケットなどで衣装を手掛けているひびの。2003年からは、NHK Eテレの幼児向け番組『にほんごであそぼ』の衣装やセットも担当し、日本語の表現世界を演出している。

同展では、「小さな細胞はひとつひとつの集合で新しい物を生み出します。私の仕事も小さなパーツの集合で形を作っています」と語るひびのの仕事を、創作活動の核を成す「細胞」に見立てて紹介。現在も担当する『にほんごであそぼ』の衣装とセットを中心に、森山開次、川瀬浩介とのコラボレーションによるパフォーマンス『LIVE BONE』や、野田秀樹作品での今後の展開などを、衣装や映像などを通して見ることができる。

なお、会期中はひびのと、『にほんごであそぼ』でアートディレクションを担当している佐藤卓が登場するギャラリートークや、ブローチを作るワークショップなどの関連イベントも開催。さらに同展の開催にあわせて、ひびのによる童謡の絵本『にほんごであそぼ　童謡』が刊行される。