川俣正個展『東京インプログレス』の関連作品や展示空間にあわせて制作した新作を展示

川俣正の個展『プロジェクトドキュメント 東京インプログレス 2010-2013』が、7月26日から東京・白金高輪のMISA SHIN GALLERYで開催される。

1953年生まれの川俣正は、「美術と社会」をテーマに30年以上にわたって制作活動を続け、現在はフランス・パリ国立高等芸術学院の教授も務めるアーティスト。建築や都市計画、歴史学や社会学、日常のコミュニケーション、人々の記憶など多様な分野を横断した活動を行う川俣の作品は、都市の一部に介入して都市の意味や住民との関係性などを想起させることで、都市のあり方に様々な示唆を与えてきた。また、準備や設置、解体までのプロセスを作品とみなす「ワーク・イン・プログレス」のスタイルをとり、現場や地域の人々などを巻き込んだ制作を行っている。

川俣は、2012年建設の東京スカイツリーによる都市の変化に着目し、2010年から約4年間にわたって『東京インプログレス―隅田川からの眺め』というプロジェクトを実施。都市景観の変容を観測する拠点として、新しい展望塔の建設を提案し、東京という都市を再考する同プロジェクトでは、『汐入タワー』『佃テラス』『豊洲ドーム』の3つの物見台の制作過程においてワークショップやトークイベントを開催し、新たな公共の場を出現させた。

『プロジェクトドキュメント 東京インプログレス 2010-2013』展では、同プロジェクトに関連したモデル、レリーフ、ドローイング、プランに加え、ギャラリー空間に合わせて制作された新作などを展示。また、7月下旬には同プロジェクトの記録集である『東京インプログレス・ドキュメントブック』も刊行される。

イベント情報

川俣正
『プロジェクトドキュメント 東京インプログレス 2010-2013』

2014年7月26日(土)~9月27日(土)
会場:東京都 白金高輪 MISA SHIN GALLERY
時間:12:00~19:00
休廊日:日、月曜、祝日
料金:無料

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