横山裕一の展覧会『これがそれだがふれてみよ』が、7月19日から兵庫・神戸の兵庫県立美術館で開催される。
兵庫県立美術館では、1989年度から視覚に障がいのある人にも来館してほしいという思いと、作品に手で触れることで、視覚に偏りがちな美術鑑賞のあり方を問い直すことを目的に『美術の中のかたち―手で見る造形』展を開催。『これがそれだがふれてみよ』は、同展の25回目にあたる展覧会となる。
今回の展覧会では、アルベルト・ジャコメッティ『石碑 I』やジョアン・ミロ『人物』など、横山が同美術館の収蔵作品から選んだ彫刻作品を展示。さらにこれらの作品からインスピレーションを受けて制作された横山の新作「ネオ漫画」が会場全体に展示される。なお、横山が選んだ収蔵作品は、別のキャラクターとして横山の作品に登場するという。同展では、漫画という手で触れるだけでは内容を把握することが出来ない平面作品を取り上げることで、『美術の中のかたち』という企画が取り組むべき課題やさらなる可能性を考察する。
なお会期中は、横山によるサイン会やアーティストトークの開催に加え、同展オリジナルグッズの販売も行われる。
作品情報
美術の中のかたち―手で見る造形
横山裕一展
『これがそれだがふれてみよ』
2014年7月19日(土)~11月9日(日)
会場:兵庫県 神戸 兵庫県立美術館 常設展示室4
時間:10:00~18:00(特別展開催中の金・土曜は20:00まで、共に入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(ただし7月21日、9月15日、10月13日、11月3日は開館、7月22日、9月16日、10月14日、11月4日は休館)
料金:
一般510円 大学生410円 高校生260円 65歳以上255円
9月30日まではクールスポット期間中のため一般250円 大学生200円 高校生130円 65歳以上120円
※中学生以下無料
横山裕一サイン会
2014年7月19日(土)12:00~15:45、17:45~18:00
2014年7月20日(日)12:00~17:00
会場:兵庫県 神戸 兵庫県立美術館 ミュージアムショップ横
2014年10月5日(日)12:30~13:30
会場:未定
アーティストトーク
2014年7月19日(土)16:00~17:30
会場:兵庫県 神戸 兵庫県立美術館 展示棟1階 レクチャールーム
出演:横山裕一
聞き手:小林公(兵庫県立美術館学芸員)
定員:100名
料金:無料(申込不要)