中村倫也、松坂桃李ら出演舞台『ヒストリーボーイズ』、80年代英国が舞台の青春群像劇

2014.07.24 Thu

中村倫也の主演舞台『ヒストリーボーイズ』が、8月29日から東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアター、9月18日から大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。

日本で初上演される同作は、戯曲家アラン・ベネットが自身の大学受験時の体験をもとに描いた作品。イギリスでは2005年に演劇賞『ローレンス・オリヴィエ賞』を受賞したほか、ニューヨークのブロードウェイにも進出し、2006年に『トニー賞』で優秀作品賞を含む6部門を受賞した。

物語は1980年代のイギリスを舞台に、進学クラスでオックスフォード大学やケンブリッジ大学を目指して受験勉強に励む6人の男子高校生と、生徒をつまらない人間にさせないために歌や詩、演技などを交えた個性的な授業を行う老教師へクター、へクターとは対照的に、徹底した受験指導を行うオックスフォード大学卒の臨時教師アーウィンとの関係性を軸に、男子生徒たちの成長や葛藤、教師たちの対立を描く青春群像劇になっている。

主人公の新任若手教師アーウィンを演じるのは、同作で舞台初主演を果たす中村倫也。また、頭脳明晰で容姿端麗なクラスのリーダー格の生徒デイキン役を松坂桃李、内気で歌が上手く、デイキンに片想いしているポズナー役を太賀、物語の鍵を握る老教師へクター役を浅野和之が演じる。さらに、鷲尾真知子、安原義人、橋本淳、小柳心、渋谷謙人、Spi、大野瑞生、林田航平らがキャストに名を連ねている。演出を手掛けるのは、今年『第48回紀伊國屋演劇賞』個人賞や『第21回読売演劇大賞』優秀演出家賞を受賞した小川絵梨子。