「ムーミン」シリーズとその作者トーベ・ヤンソンの特集記事が、本日7月28日発売の芸術評論誌『ユリイカ 2014年8月号』に掲載されている。
1914年にフィンランド・ヘルシンキで生まれ、今年で生誕100周年を迎えたムーミン童話の原作者、トーベ・ヤンソン。全国各地を巡る原画展『MOOMIN!ムーミン展』や関連イベントが開催されているほか、UNIQLOをはじめとする様々な企業とのコラボレーション、母国フィンランドで長編アニメーション映画『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』が制作されるなど、多彩な企画も展開されている。
同特集には、ヤンソンによる短編小説『ボートとわたし』が掲載されるほか、ヤンソン作品の訳者として知られる冨原眞弓と川上弘美の対談、祖父江慎と西村ツチカの対談、ヤンソンのドキュメンタリー映画『ハル、孤独の島』『トーベとトゥーティの欧州旅行』などで知られるリーッカ・タンネル監督のインタビューが掲載される。さらに執筆者には、レナ・コーレランド、寺村摩耶子、末延弘子、大崎清夏、藤田貴大、柴田ヨクサル、森下圭子、中丸禎子、北川美由季、五十嵐淳、杉江松恋、ボゥエル・ウェスティン、石井ゆかり、瀨戸一夫、渡部千春、伊藤盡が名を連ねている。