4人の俳優が12年間演じ続けた1つの家族の変遷、R・リンクレイター監督最新作

リチャード・リンクレイター監督の映画『6才のボクが、大人になるまで。』が、11月から東京・有楽町のTOHOシネマズシャンテほか全国で公開される。

同作は、『恋人までの距離(ディスタンス)』などの「ビフォア」シリーズで知られるリンクレイター監督の最新作。今年の『第64回ベルリン国際映画祭』で監督賞である銀熊賞を受賞した。物語は6歳の少年メイソンが初恋や母の再婚、義父の暴力、父の再婚などを経験して多感な思春期を過ごし、やがてアート写真家という将来の夢を見つけ、母のもとを巣立っていくまでの12年間を描く。

メイソンとその家族役を、4人の同じ俳優が12年にわたって演じる様子を捉えた同作。イラク戦争やオバマ政権の誕生といった出来事や、メイソンの遊ぶゲーム機、『ハリー・ポッター』シリーズの巻数などを通して時の流れを演出している。

少年から青年へと成長していく主人公のメイソンを演じたのは、12年前にリンクレイター監督にオーディションで見出されたエラー・コルトレーン。子育てに疲れたシングルマザーから大学の教師を務める自立した女性へと変わっていくメイソンの母役にパトリシア・アークエット、ミュージシャンの夢に破れ、就職して再婚する父役にイーサン・ホーク、姉役にローレライ・リンクレーターがキャスティングされている。

作品情報

『6才のボクが、大人になるまで。』

2014年11月TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
監督・脚本:リチャード・リンクレイター
出演:
パトリシア・アークエット
エラー・コルトレーン
ローレライ・リンクレーター
イーサン・ホーク
配給:東宝東和

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