イエジー・スコリモフスキ監督の特集上映『イエジー・スコリモフスキ 「亡命」作家43年の軌跡』が、8月16日から東京・新宿のシネマートで開催される。
1960年代半ばにポートランド映画界を代表する映画監督として脚光を浴びたスコリモフスキ監督。戦後世代の声を代弁するような題材と視覚的なアイデアに満ちた映像で注目を集めたが、冷戦時代に反体制的な内容を含む作品が問題視されたことから祖国を離れ、以降は西側の様々な国を渡り歩いて作品の制作を続けた。
今回の特集上映では、流浪の生活が始まる直前から祖国へと戻るまでの43年間に同監督が発表した5本を選出。上映されるのは、ベルギー・ブリュッセルを舞台にした青春映画『出発』、人を「叫び」で殺す能力を授けられた男を描いた1978年の『カンヌ国際映画祭』審査員特別グランプリ受賞作『シャウト』、ロンドンに不法滞在する4人のポートランド人を描いた日本初公開作『ムーンライティング』、前作から約17年ぶりとなった監督作『アンナと過ごした4日間』、ヴィンセント・ギャロ主演の『エッセンシャル・キリング』となる。
なお、同イベントは9月6日から愛知・名古屋のシネマーク、9月27日から大阪のシネ・ヌーヴォでも開催される。
イベント情報
『イエジー・スコリモフスキ 「亡命」作家43年の軌跡』
上映作品:
『出発』
『シャウト』
『ムーンライティング』
『アンナと過ごした4日間』
『エッセンシャル・キリング』
東京会場
2014年8月16日(土)~9月5日(金)
会場:東京都 新宿 シネマート
名古屋会場
2014年9月6日(土)~9月19日(金)
会場:愛知県 名古屋 シネマテーク
大阪会場
2014年9月27日(土)~10月10日(金)
会場:大阪府 シネ・ヌーヴォ