ツァイ・ミンリャン監督の新作映画『郊遊<ピクニック>』が、9月6日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラム、大阪・シネ・リーブル梅田ほか全国で順次公開される。
1994年の『愛情萬歳』で『ヴェネチア国際映画祭』金獅子賞を受賞したほか、1997年の『河』で『ベルリン国際映画祭』審査員グランプリ、1998年の『Hole-洞』で『カンヌ国際映画祭』国際映画批評家連盟賞を獲得するなど、台湾を代表する映画監督の一人であるミンリャン監督。
『ヴェネチア国際映画祭』審査員大賞に輝いた同作は、台北で漂流生活を送る親子の姿を描いた作品。広告の看板を掲げて路上に立ち続ける「人間立て看板」で収入を得ている父が胸に抱くある決意と、スーパーマーケットの試食コーナーをうろつく貧しい暮らしでありながら、ピクニックで遊ぶように生きる子どもたちの物語が綴られる。
なお、同作のオフィシャルサイトでは奈良美智、アピチャッポン・ウィーラセタクン、片桐はいり、ホンマタカシ、森栄喜らのコメントが掲載。さらに、しりあがり寿が同作にインスパイアされて描き下ろしたというイラストも公開されている。
作品情報
『郊遊<ピクニック>』
2014年9月6日(土)からシアター・イメージフォーラム、シネ・リーブル梅田ほか全国順次公開
監督:ツァイ・ミンリャン
出演:
リー・カンション
ヤン・クイメイ
ルー・イーチン
チェン・シャンチー
配給:ムヴィオラ