映画『白夜のタンゴ』が、11月22日から東京・渋谷のユーロスペースほか全国で公開される。
同作は、映画監督アキ・カウリスマキらが唱える「タンゴの起源はフィンランドである」という説の真偽を検証するために、フィンランドに旅立った3人のアルゼンチン人タンゴミュージシャンを追った音楽ドキュメンタリー。タンゴがアルゼンチンで生まれたと信じて疑わないチーノ、ディピ、パブロ・グレコの3人が、フィンランド各地で自分たちの音楽とは異なるフィンランド人の奏でるタンゴに触れていくうちに、フィンランドに魅了されていく様を描く。
3人が旅の最後に辿り着いた場所で白夜の中開催されるセッションには、『マッチ工場の少女』などのカウリスマキ作品にも出演しているフィンランドのタンゴ歌手レイヨ・タイパレが登場。旅先で3人の訪問を受ける人々も、母国で高い評価を獲得しているミュージシャンたちだ。監督は、同作が長編ドキュメンタリー映画の監督4作目となるヴィヴィアン・ブルーメンシェイン。自身の監督作でフィンランドタンゴを多く使用しているカウリスマキも出演している。
作品情報
『白夜のタンゴ』
2014年11月22日(土)からユーロスペースほか全国公開
監督:ヴィヴィアン・ブルーメンシェイン
出演:
ワルテル“チーノ”ラボルデ
ディエゴ“ディピ”クイッコ
パブロ・グレコ
アキ・カウリスマキ
レイヨ・タイパレ
配給:トレノバ