ARCAの1stアルバム『Xen』の日本盤が、10月29日にリリースされる。
現在24歳のARCAは、ベネズエラ出身でロンドン在住のアレハンドロ・ゲルシによるソロプロジェクト。2012年にアメリカ・ニューヨークのレーベルUNOからリリースされたEP『Baron Libre』『Stretch 1』『Stretch 2』や、2013年に自主リリースされたミックステープ『&&&&&』で注目を集めた。自身の楽曲のリリースだけでなく、2013年にリリースされたカニエ・ウエストのアルバム『Yeezus』では5曲に参加しているほか、FKA Twigsの楽曲もプロデュースしている。
1stアルバムとなる『Xen』は、イギリスのレーベルMUTEからのリリース。「完璧な楽曲を作ろうとするよりも、自然と浮かんできた楽曲を書くよう自身のコンディションを整えるようにしており、その過程では自身の判断は控えるようにしている」という哲学にもとづいて制作された全15曲が収録される。ARCAのSoundCloudでは、収録曲“Thievery”の試聴がスタートしている。
同作のアートワークは、FKA Twigsのアートワークも手がけるARCAのビジュアルコラボレーターのジェシー・カンダが担当。ARCAが14歳の時からの付き合いだという2人は、2013年10月にはニューヨーク近代美術館で、『&&&&&』を映像化したパフォーマンスを披露している。ARCAはカンダについて、「何か疑問点があったとして、僕が音楽面でその疑問点をそのままにしてると、ジェシーがビジュアルでその答えを出してくるんだよね。ジェシーがそのままその疑問に映像で答えを出してなかった時は、それは音楽で答えを出すべきだ、という事だと思うんだ」と語っている。