短編映画『ボーカロイドオペラ 葵上 with 文楽人形』が、9月20日から東京・下北沢のトリウッドで上映される。
同作は、文楽とボーカロイドのコラボレーションによって、『源氏物語』の『葵』の一節を現代劇に再編したオペラを撮影したもの。ボーカロイドのVY1V3、猫村いろは、結月ゆかりが人間では不可能な音域を交えながら歌い、現代的なオートクチュールドレスを身につけた文楽人形が登場人物を演じている。
同作が初公開されたのは、7月25日からイギリスで開催された日本食を中心としたカルチャーイベント『ハイパージャパン』。9月10日からトリウッドで日本初の上映が開始され、連日満席を記録したことから今回追加上映されることとなった。
なお、10月4日からドキュメンタリー映画『ナニワのシンセ界』を上映。同作は、シンセサイザーの開発者や、巨大なモジュラーシンセを扱う女性、貴重なシンセサイザーを飾って店内に電子音が鳴り響かせる蕎麦屋など、2014年の大阪のシンセサイザーシーンを追った作品となっている。
作品情報
『ボーカロイドオペラ 葵上 with 文楽人形』
2014年9月20日(土)からトリウッドで1週間限定公開
監督:加納真
台本・音楽・演出:田廻弘志
人形遣い:
吉田幸助
吉田勘市
桐竹紋秀
吉田玉勢
桐竹勘次郎
ボーカロイド:
VY1V3
猫村いろは
結月ゆかり
料金:1,000円
作品情報
『ナニワのシンセ界』
2014年10月4日(土)からトリウッドで公開
監督:大須賀淳
出演:
荒川伸(株式会社REON)
Unyo303
久次米一弥(天地雅楽)
ピノ作(J.M.T Synth)
西田彩(ゾンビ)
Risa
ほか
料金:一般1,500円 大・専門1,300円 シニア1,100円 高校生1,000円