ジャック・タチの全監督作品を網羅した『ジャック・タチ コンプリートBOX』が、10月29日にBlu-rayとDVDでリリースされる。
完璧に創り上げられた映像美によってオーソン・ウェルズやジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォーら同時代の映画監督を魅了し、計算された音楽や音の使い方から多くのミュージシャンにも影響を与えたジャック・タチ。今年4月に開催された『ジャック・タチ映画祭』は、連日の満席を受けて6月にアンコール上映された後、全国各地でも開催された。
『ジャック・タチ コンプリートBOX』には、タチが演じるユロ伯父さんが活躍する代表作『ぼくの伯父さん』や、タチを破産に追い込んだという『プレイタイム』を含む6本の長編作品と7つの短編を収録。さらにBlu-ray版には『のんき大将 脱線の巻』『ぼくの伯父さんの休暇』『ぼくの伯父さん』の別バージョンを含む753分の特典映像が収録されるほか、56ページにわたる解説書が封入される。DVD版には328分の特典映像が収められる。なお、タチの作品のBlu-ray化は今回が初となる。