真木よう子の脳内で西島秀俊や神木隆之介らが会議、漫画『脳内ポイズンベリー』映画化

真木よう子の主演映画『脳内ポイズンベリー』が2015年に公開されることがわかった。

2010年から少女漫画誌『Cocohana』で連載されている同名の原作漫画は、ドラマ化も記憶に新しい『失恋ショコラティエ』の水城せとなによる作品。主人公の30歳女性・櫻井いちこと、7歳年下の早乙女亮一、年上の男性・越智による現実世界での三角関係に加え、いちこの葛藤によって巻き起こる「脳内メンバー」による会議を同時に描いたエンタメラブストーリーとなる。

真木が演じるのは、肉体関係を持ったことから早乙女と付き合いはじめるが、出版社勤めの編集者・越智からもアプローチされてしまうケータイ小説家のいちこ役。アーティスト気質の不思議系青年・早乙女役を古川雄輝、越智役を成河が演じる。

さらにいちこの脳内会議メンバーのキャストには、ほかのメンバーに振り回される優柔不断な議長・吉田役の西島秀俊、楽観的で肯定的な石橋役の神木隆之介、ネガティブな思考な池田役の吉田羊、衝動的な女の子・ハトコ役の桜田ひより、脳内メンバーの書記でいちこの暗い記憶を封印した議事録を司る岸さん役の浅野和之が名を連ねている。監督は映画『キサラギ』『ストロベリーナイト』でメガホンをとった佐藤祐市が務める。

真木ようこのコメント

普段、少女漫画を読む機会が少なく、今回このお仕事をやらせて頂くにあたって、色々な恋愛ストーリーの少女漫画を読みました。その中で、『脳内ポイズンベリー』は、群を抜いて面白かったです。設定がまず面白い!ただ、役と自分の性格がかけ離れていて「これは挑戦だな」と思いました。また、この現場に入る前に少しお休みを頂いていたので、久しぶりにお仕事をするという意味でも、良い緊張感を持って初日を迎えました。やはり主演の映画ということで、相当な意気込みを持ってインをしましたが、現場へ来てみると、以前ご一緒したスタッフがたくさんいて、とても和やかなムードで現場をスタートすることができました。まだ役を掴みきれていない部分が多く、“脳内会議”で言うとネガティブな自分が出てきそうですが、そこを踏ん張って、何事もポジティブに考えて、気合を入れて頑張っていこうと思っています。

西島秀俊のコメント

“真木よう子さんの頭の中で会議をする人”という今までにない設定の役で、原作もとても面白く読ませていただきました。真木さんとは『MOZU』でも共演していますが、『MOZU』とは180°違うテイストの話で、お互いに全く違う性格の役なので、新たな一面を見れるのではないかと思っています。「ストロベリーナイト」で御一緒した大好きな佐藤裕市監督の演出、そして素晴らしい俳優陣の脳内会議メンバーとの共演も、どんな現場になるのか今から楽しみです。

水城せとなのコメント

この度『脳内ポイズンベリー』を、素晴らしいスタッフ・キャストの方々で映像化して頂けることになり、とても嬉しく思っています。 この作品は、ひとりの人間の心の中に起こる思考のひとつひとつを『会議』という形で表現したもので、バカバカしい些細な悩みにも延々真剣に討論を繰り広げる密室会話劇を描きたくて始めた作品です。その脳内会議と、結果現実に起きる悲喜劇を、この個性豊かな実力派キャストの方々がきっと面白可笑しく、切なく演じて下さると思うので、完成が心から楽しみです。 西島秀俊さんも、真木よう子さんも、わたしの大好きな役者さんです。そのフィルモグラフィーに『脳内ポイズンベリー』を加えて頂けることは本当に光栄ですし、硬派な役の多い西島さんが今回、常にうろたえ気味で風見鶏な「議長」を演じて下さることや、カッコイイ女性のイメージの強い真木さんが、優柔不断で翻弄されてばかりのヒロインを演じて下さることも、一ファンとしてとてもワクワクしています。

作品情報

『脳内ポイズンベリー』

2015年全国東宝系にて公開
監督:佐藤祐市
脚本:相沢友子
原作:水城せとな『脳内ポイズンベリー』(集英社)
出演:
真木よう子
西島秀俊
古川雄輝
成河
吉田羊
桜田ひより
神木隆之介
浅野和之

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