パトリス・ルコント監督新作は若妻と秘書の純愛を描く『暮れ逢い』

パトリス・ルコント監督の新作映画『暮れ逢い』が、2014年12月に東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開されることがわかった。

『髪結いの亭主』『仕立て屋の恋』などの作品で知られるルコント監督。『暮れ逢い』は第一次世界大戦の時代を背景に、裕福な実業家の夫と息子がいながら孤独と喪失感を抱えている若妻ロットと、秘書として一家と共に暮らし始める青年・フリドリックの8年間にわたる純愛を描いた作品だ。

初老の実業家ホフマイスターの妻・ロット役を演じるのは、『それでも恋するバルセロナ』『アイアンマン3』などでも知られるレベッカ・ホール。南米への転勤が決まったことでロットとお互いの想いを伝え合うフリドリック役をディズニーによる実写版『シンデレラ』で王子役に抜擢されたリチャード・マッデン、病に冒された実業家・ホフマイスター役をアラン・リックマンが演じている。音楽は『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』などで知られるガブリエル・ヤレドが手掛けているほか、劇中ではベートーベンの『ピアノソナタ第8番ハ短調「悲愴」』も使用されている。

原作は『マリー・アントワネット』『メアリー・スチュアート』などの作品を残したユダヤ人作家・シュテファン・ツヴァイクの小説。ツヴァイクは第二次世界大戦前にオーストリアからイギリスに亡命し、のちにブラジルで自ら命を断ったことでも知られている。

作品情報

『暮れ逢い』

2014年12月にシネスイッチ銀座ほか全国で順次公開
監督:パトリス・ルコント 
原作:シュテファン・ツヴァイク『Journey into the Past』
音楽:ガブリエル・ヤレド
出演:
レベッカ・ホール
アラン・リックマン
リチャード・マッデン
配給:コムストック・グループ

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