トーベ・ヤンソンを特集する『美術手帖2014年11月号増刊 トーベ・ヤンソン』が、10月16日に刊行される。
1914年にフィンランド・ヘルシンキで生まれたムーミン童話の原作者、トーベ・ヤンソン。芸術家としてのヤンソンの仕事に注目する展覧会『生誕100周年 トーベ・ヤンソン展 ~ムーミンと生きる~』が10月23日から神奈川・横浜のそごう美術館で開催されるほか、約200点の原画を紹介する『MOOMIN!ムーミン展』が今年4月から2015年5月にかけて全国各地で開催されている。また、「ムーミン」シリーズ初となる手描きアニメーション長編映画『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』が2月から公開される予定だ。
同書には、フィンランドを取材した巻頭グラビアをはじめ、フィンランドでヤンソン回顧展のキュレーションを担当したトゥーラ・カルヤライネンらによる『トーベ・ヤンソン展』解説、ムーミングッズのデザイナー・鈴木マサルへのインタビューも含むグッズ紹介などが掲載。ムーミンをはじめとするヤンソンの仕事に多角的な視点から迫っていく。さらに寄稿者には五十嵐大介、小木曽瑞枝、CHAJINらが名を連ねている。