よしもとばななの新作小説『鳥たち』が、本日10月24日に刊行された。
よしもとにとって約1年ぶりの長編小説となる同作は、アメリカのアリゾナで共同生活を送る中で育ち、それぞれ家族を自殺で失ったことから日本で暮らすことになった「まこ」、パン職人の「嵯峨」が主人公。孤独や悲しみを抱え、互いの存在だけを支えとして生きる2人の恋のかたちや、様々な人との対話や日常生活の中で次第に希望を見出していく様子が描かれる。なお同作の冒頭では、青葉市子のアルバム『0』の収録曲“いきのこり●ぼくら”の歌詞が2ページにわたり引用されている。