湯浅学によるSun Raの研究本『てなもんやSUN RA伝 音盤でたどる土星から来たジャズ偉人の歩み』が、10月29日に刊行された。
1930年代からピアニストや作・編曲家として活動したSun Raは、1950年代から自らのバンド「The Sun Ra Arkestra」を率いた活動を展開。「土星人」を自称するといった独自の世界観から、100作を超えるとも言われる膨大な作品群を残した。
Sun Raの生誕100周年を記念して刊行される同書には、湯浅が膨大なディスコグラフィーを辿りながらSun Raの軌跡を追った『ミュージック・マガジン』誌の連載「てなもんや三裸笠」全46回を収録。さらにSun Raが死去した1993年以降に発表された音源も網羅したディスコグラフィーも収録されている。