保坂和志と湯浅学の対談本『音楽談義 Music Conversations』が、11月28日に刊行される。
昨年に長編小説『未明の闘争』で『第66回野間文芸賞』を受賞した芥川賞作家・保坂と、10月にSun Raの研究本『てなもんやSUN RA伝 音盤でたどる土星から来たジャズ偉人の歩み』を刊行した音楽評論家の湯浅。
『ele-king』に連載中の対談をもとにした同書は、同学年でもある二人が1970年代のフォークブームやロック、ジャズと出会った10代から現在までを語り合ったもの。ラジオやレコードへの偏愛や、大瀧詠一、ギル・エヴァンス、ボブ・ディランなども話題に挙げられている。なお、書籍化にあたって、連載時にカットした部分や、今回のために行われた特別対談も追加収録されている。