リー・ミンウェイの作品『砂のゲルニカ』の上を歩くことが出来る参加型パフォーマンスが、11月16日に東京・六本木の森美術館で開催される。
このパフォーマンスは、2015年1月4日まで森美術館で開催されているリー・ミンウェイの個展『リー・ミンウェイとその関係展:参加するアート―見る、話す、贈る、書く、食べる、そして世界とつながる』の一環として行われるもの。
参加者は、ピカソの『ゲルニカ』を模してリーが砂で描いた作品『砂のゲルニカ』の上を、一人ずつ裸足で歩くことが可能だ。また、砂絵は参加者の歩みによって消失していくと同時に、ミンウェイによって未完成部分の仕上げが施されていくという。さらに日没後にリーとスタッフがすべての砂を中央にかき集めることで、喪失と再生が繰り返される世界の非永続性が表現される。
参加受付は当日会場内の『砂のゲルニカ』前で実施。先着順となり、希望者多数の場合は参加できない場合もあるので注意しよう。
なお、『リー・ミンウェイとその関係展』では、会場内の花壇を彩るガーベラの花を一輪持ち帰ることができる『ひろがる花園』、大切な人に言えなかった言葉を手紙に記す『プロジェクト・手紙をつづる』、一般から募集した思い出の衣類や布製品とそれにまつわるエピソードを紹介する『布の追想』など、観客参加型の作品が公開されている。詳細は森美術館のオフィシャルサイトで確認しよう。
イベント情報
『リー・ミンウェイとその関係展:参加するアート―見る、話す、贈る、書く、食べる、そして世界とつながる』
2014年9月20日(土)~2015年1月4日(日)
会場:東京都 六本木 森美術館
時間:10:00~22:00(火曜は17:00まで、9月23日、12月23日は22:00まで開館、入館は閉館時間の30分前まで)
料金:一般1,500円 学生(高校・大学生)1,000円 子ども(4歳~中学生)500円
イベント情報
『砂のゲルニカ』参加型パフォーマンス
2014年11月16日(土)12:00~17:00
会場:東京都 六本木 森美術館 展示室内
参加:無料
※事前予約不要