映画『ストックホルムでワルツを』が、11月29日から東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。
同作は、英語ではなく母国語でジャズを歌ったことで注目を集め、ビル・エヴァンスとの共演によって世界的な名声を獲得したジャズシンガーであるモニカ・ゼタールンドの半生を映画化したもの。スウェーデンの『アカデミー賞』にあたる『ゴールデン・ビートル賞』で、最優秀監督賞、最優秀主演女優賞など4部門を受賞した。
物語の舞台は、1950年代から1960年代のスウェーデン。ストックホルムから離れた田舎町で、歌手を夢見ながら電話交換手の仕事に従事するシングルマザーのモニカが、歌手になることを反対する父との確執や、理想の母親になれない自身への葛藤などと直面しながら、スウェーデン語でジャズを歌うことを思いつき、歌手としてキャリアの頂点を極めるまでの数年間を描く。なお劇中では、世界で初めてスウェーデン語でジャズを歌ったモニカの代表曲“歩いて帰ろう”や、ビル・エヴァンスの楽曲“ワルツ・フォー・デビー”をはじめ、様々なジャズの楽曲が使用される。
作品情報
『ストックホルムでワルツを』
2014年11月29日(土)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
監督:ペール・フライ
脚本:ペーター・ビッロ
出演:
エッダ・マグナソン
スペリル・グドナソン
シェル・ベリィクヴィスト
配給:ブロードメディア・スタジオ