角川書店の新たな文芸誌『文芸カドカワ』が、本日12月3日に電子書籍として創刊された。
「文芸ニューヒーロー!」をコンセプトに掲げる同誌には、冒険小説やミステリー、アクション、ホラー、サスペンスといった様々なジャンルのエンターテイメント作品が掲載される。
創刊号には、下ネタパロディー漫画で知られる田中圭一が、10年間うつ病を患っていたという自身の体験をもとに執筆した連載漫画作品『うつヌケ ~うつトンネルを抜けた人たち~』、「福家警部補」シリーズの大倉崇裕による警察小説『GEEKSTER』などが掲載されているほか、赤川次郎、石持浅海、津原泰水、夢枕獏、サタミシュウ、花村萬月、日野草らが執筆陣に名を連ねている。また、『野性時代』『本の旅人』の内容も一部読むことが可能だ。今後は万城目学、宮内悠介、平山夢明らの作品も掲載される予定とのこと。
なお同誌は、角川文庫の電子書籍版などを読むことができる月額500円の定額サービス「角川文庫プレミアムクラブ」でも閲覧可能だ。
書籍情報
『文芸カドカワ 2015年1月号 創刊号』
2014年12月3日(水)からBOOK☆WALKERほかで配信
価格:486円(税込)
発行:KADOKAWA / 角川書店