物理学者のスティーヴン・ホーキング博士の半生を描くラブストーリー『博士と彼女のセオリー』が、3月に全国で公開される。
1942年に生まれ、学生だった1963年に徐々に身体の筋肉が衰える難病ALS(筋委縮性側索硬化症)と診断されたスティーヴン・ホーキング。余命2年と宣告されながら、その後も研究を続け、「特異点定理」「時間順序保護仮説」といった理論を提唱するなど宇宙の起源の解明に挑んできたほか、物理学や宇宙理論を大衆に伝える著作、講演といった活動も精力的に行っている。
同作は、妻であるジェーン・ホーキングの著書『Travelling to Infinity: My Life with Stephen』をもとにした作品。将来を有望視されていた学生時代のホーキングと、詩を学ぶジェーンの出会いをはじめ、ジェーンが余命を宣告されたスティーヴンと共に生きる決意を固め、結婚、出産を経て、スティーヴンの活動を支え続ける様子などが描かれる。
ALSによって身体の自由が失われていくスティーヴン・ホーキング博士を演じるのは、『レ・ミゼラブル』のエディ・レッドメイン。ジェーン役をフェリシティ・ジョーンズが演じている。
作品情報
『博士と彼女のセオリー』
2015年3月に全国公開
監督:ジェームズ・マーシュ
原作:ジェーン・ホーキング『Travelling to Infinity: My Life with Stephen』
主演:
エディ・レッドメイン
フェリシティ・ジョーンズ
チャーリー・コックス
エミリー・ワトソン
サイモン・マクバーニー
配給:東宝東和