2月7日から東京・シネマート六本木、大阪・シネマート心斎橋で公開される映画『スキマスキ』から、予告編とポスタービジュアルおよび場面写真が公開された。
公開された予告編と場面写真では、町田啓太が演じる隙間に異常な愛着を抱いてしまう「隙間フェチ」の主人公・ヘイサクの姿や、ヘイサクが日頃から密かに私生活を覗いていた、佐々木心音演じる文緒の下着姿、ヘイサクと文緒のキスシーンなどを確認することができる。
『スキマスキ』は、『うさぎドロップ』などで知られる宇仁田ゆみによる同名漫画の実写映画版。隣家の隙間から見える女性・文緒の私生活を覗く日々を送っていた童貞の大学生・ヘイサクと、ヘイサクに覗かれながら、自分もまたヘイサクを覗いている文緒が、ある出来事を通じて親しくなったことから、互いと向き合っていく様が描かれる。監督・脚本を手掛けたのは、『ソーローなんてくだらない』『うそつきパラドクス』『女の穴』の吉田浩太。
吉田浩太監督のコメント
宇仁田ゆみ先生の作品の重要なテーマの一つとして「平等な個性」というテーマがあると思います。先生の作品は、個性的なキャラクターたちが比較されるのではなく、各々平等の存在として描かれています。それは「スキマスキ」に限らず宇仁田先生が描いてきた大きなテーマであると思いました。今回「スキマスキ」を映像化するに当たっては、そのテーマをいかに映像として表現するかを僕の中でも考えました。所謂「濃い」キャラクターが、突飛なことをするわけではなく等身大として画面の中に存在している、そのような映画を目指しました。
映像を通じて、ヘイサクが持っているスキマフェチという性癖も、フミオがはまっている盗撮という趣味も、どれも全て個性なのだということを感じてもらえれば嬉しいです。
作品情報
『スキマスキ』
2015年2月7日(土)から東京・シネマート六本木、大阪・シネマート心斎橋で公開
監督・脚本:吉田浩太
原作:宇仁田ゆみ『スキマスキ』(小学館)
出演:
町田啓太
佐々木心音
中村映里子
八木将康
久住翠希
松野井雅
川籠石駿平
ほか
配給:AMGエンタテインメント