フレデリック・ワイズマン監督の新作映画『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』が、1月17日から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国で公開される。
数多くのドキュメンタリー映画を監督し、昨年の『第71回ヴェネチア国際映画祭』で栄誉金獅子賞を受賞したフレデリック・ワイズマン。同監督が構想に30年を費やしたという『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』は、イギリス・ロンドンにある国立美術館ナショナル・ギャラリーを捉えた3時間に及ぶドキュメンタリー作品となる。
同作では、1824年に設立されたナショナル・ギャラリー全館で、初めて3か月にわたる潜入撮影を実施。約2300点のコレクションからレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ・ブオナローティ、レンブラント・ファン・レイン、ハンス・ホルバイン、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー、フィンセント・ファン・ゴッホ、クロード・モネらの作品や、専門家たちによる個性的なギャラリートーク、作品修復の様子などを撮影し、美術館の舞台裏に迫る。さらに、ロンドンオリンピックの開催を記念して同ギャラリーで行われた英国ロイヤルバレエ団のダンサーによるパフォーマンスも撮影。2人のプリンシパルが、ティツィアーノ・ヴェチェッリオの絵画の前で踊る様子を捉えている。
作品情報
『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』
2015年1月17日(土)からBunkamuraル・シネマほか全国順次公開
監督:フレデリック・ワイズマン
配給:セテラ・インターナショナル