クリストファー・ドイル監督による映画『Preschooled Preoccupied Preposterous』の制作資金を募るプロジェクトが、本日1月7日からクラウドファンディングプラットフォーム「KICKSTARTER」でスタートした。
撮影監督として、ガス・ヴァン・サント、チャン・イーモウ、ジム・ジャームッシュ、ウォン・カーウァイらの作品に参加しているクリストファー・ドイル。自身の監督作としては、『孔雀』や、オムニバス映画『パリ、ジュテーム』の一篇『ショワジー門』がある。
『Preschooled Preoccupied Preposterous』は、『香港国際映画祭』の依頼で制作され、昨年3月に上映された短編映画『Preschooled』と、これから制作される『Preoccupied』『Preposterous』から成る香港が舞台の3部作。子ども、若者、年長者の3世代の視点から香港を捉えた作品となる。
『Preschooled』は、「どうしてこの世界にはこんなに神様がいっぱいいるの?」という疑問をもつ少女が主人公。1980年代、90年代に生まれた若者たちにフォーカスした『Preoccupied』は、昨年香港で起きた反政府デモ活動「雨傘革命」でデモ隊の拠点となったアドミラリティのテント村で撮影されたという。また、第3部の『Preposterous』は50歳前後の人々が主役となる。
KICKSTARTERでは、2月6日まで同作の制作資金10万ドルを募集中。支援のリターンには、エグゼクティブプロデューサーとしてエンドロールに名前がクレジットされる権利や、ドイルによるコラージュ作品、ドイルと飲みに行ける権利などが用意されている。