江戸時代の女性のファッションに注目した『江戸ッ娘 ―Kawaiiの系譜』が、3月1日から東京・原宿の太田記念美術館で開催される。
幕府が贅沢な装いに対して禁令を出すほど、派手な装いを楽しんでいたとされる江戸の女性たち。遊女や町娘、武家の姫君ら当時の女性を描いた浮世絵には、豪華な髪飾りやカラフルな着物、個性的な小物や化粧など、彼女たちが身分に応じたファッションを楽しんでいた様子が表れている。
同展では、様々なファッションに身を包んだ江戸の女性を描いた浮世絵を展示。歌川国貞が大名の姫君を描いた作品や、溪斎英泉が鶴を折る活発な少女の姿を描いた作品などが出展される。さらに、溪斎英泉が当時のファッションリーダーでもあった高級遊女たちの独創的な着物や奇抜な化粧を描いた作品からは、当時の女性たちの独特な美意識を見ることが出来る。
なお、会期中には学芸員によるスライドトークも開催されるほか、神奈川・鎌倉の鏑木清方記念美術館との入場券相互割引も行われる。詳細は同美術館のオフィシャルサイトで確認しよう。
イベント情報
『江戸ッ娘 ―Kawaiiの系譜』
2015年3月1日(日)~3月26日(木)
会場:東京都 原宿 太田記念美術館
時間:10:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜
料金:一般700円 大高生500円
※中学生以下無料
『学芸員によるスライドトーク』
2015年3月7日(土)、3月13日(金)、3月18日(水)14:00~
会場:東京都 原宿 太田記念美術館 視聴覚室
料金:無料(要展覧会入場券)