映画『ヴァチカン美術館4K/3D 天国への入口』が、2月28日から東京・シネスイッチ銀座ほか全国で公開される。
同作は、歴代のローマ教皇の収集品を収蔵展示するヴァチカン美術館を、初めて4K/3Dカメラで撮影したドキュメンタリー映画。撮影はヴァチカン美術館公認のもとで4か月間にわたって行われ、完成した映像では彫刻や40点以上の壁画など美術館の内部がリアルな質感や立体感、奥行きをもって映し出されている。また、美術館の巨大なスケールから普段は詳細に見ることができない天井画の細部なども鮮明に捉えているという。
劇中には、ラファエロ・サンティの『アテネの学堂』、システィーナ礼拝堂に描かれたミケランジェロ・ブオナローティの『アダムの創造』や『最後の審判』などの作品が登場。そのほか、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ジョット・ディ・ボンドーネ、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオらルネサンス期の巨匠に加え、フィンセント・ファン・ゴッホ、マルク・シャガール、サルバドール・ダリら近現代の芸術家の作品も映し出されている。映画の案内役は、ヴァチカン美術館館長のアントニオ・パオルッチ、日本語版のナレーションは、石丸謙二郎が務めている。
作品情報
『ヴァチカン美術館4K/3D 天国への入口』
2015年2月28日(土)からシネスイッチ銀座ほか全国で公開
監督:マルコ・ピアニジャーニ
出演:
アントニオ・パオルッチ
パオロ・カシラギ
配給:コムストック・グループ