「渋谷系」のデザインに注目する特集記事「渋谷系ビジュアル・レトロスペクティヴ」が、2月6日発売のデザイン誌『月刊MdN 2015年3月号』に掲載されている。
1990年代中頃からはじまり、音楽だけにとどまらず、映像やグラフィックデザインの分野にも影響を与えた「渋谷系」ムーブメント。同特集では、今年で発売25周年を迎えるフリッパーズ・ギターの2ndアルバム『CAMERA TALK』にフォーカスし、ジャケットデザインや経過案、プロモーション資料、フリッパーズ・ギター専用譜面といった秘蔵資料を紹介する。
また、『CAMERA TALK』のアートディレクションを手掛けた信藤三雄へのインタビューや、ブックレットには使用されなかったフリッパーズ・ギターの写真も掲載。さらにピチカート・ファイヴの特殊仕様のCDパッケージやCORNELIUSのアートワークを紹介する記事、小山田圭吾が主宰していたレーベル「トラットリア」をグラフィックの側面から捉えた記事、「渋谷系」という視点から選んだCDジャケット33点の紹介、小沢健二やスチャダラパーらのPVを手掛けた映像作家・タケイグッドマンのインタビューなども掲載される。