『ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』が、2月21日から東京・六本木の国立新美術館で開催される。
同展では、フランス・パリのルーヴル美術館のコレクションを通して、16世紀初頭から19世紀半ばまでの約3世紀半にわたるヨーロッパ風俗画の歴史を紹介。授乳する母、家事にいそしむ召使い、物乞いの少年など日常の風景を題材に、時代や地域によって多様化する風俗画の表現を包括的に見ることができる展覧会となる。
出展作品は、今回日本で初展示される17世紀オランダを代表する画家ヨハネス・フェルメールの『天文学者』を含む約80点。さらに、16世紀イタリア・ヴェネチア派を主導したティツィアーノ・ヴェチェッリオ、17世紀スペイン・バロック絵画のバルトロメ・エステバン・ムリーリョや18世紀フランス・ロココ様式を代表するジャン=アントワーヌ・ヴァトー、19世紀リアリズム絵画の画家ジャン=バティスト・カミーユ・コロー、ジャン=フランソワ・ミレーなど、各時代の作家たちによる作品が集結する。
なお会期中には、トークイベントや講演会も開催。また同展は、6月16日から京都・京都市美術館に巡回する。
イベント情報
『ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』
東京会場
2015年2月21日(土)~6月1日(月)
会場:東京都 六本木 国立新美術館 企画展示室1E
時間:10:00~18:00(金曜、5月23日、5月24日、5月30日、5月31日は20:00まで、4月25日は22:00まで、入場は閉館の30分前まで)
休館日:火曜(5月5日、26日は開館)
料金:一般1,600円 大学生1,200円 高校生800円
※中学生以下および障がい者手帳をお持ちの方と付添者1名は無料
『ルーヴル美術館展 アート・トーク』
2015年3月20日(金)18:00~19:00
会場:東京都 六本木 国立新美術館 3階 講堂
出演:
山田五郎
平野綾
料金:無料(要展覧会入場券)
定員:260名
※当日整理券配布、定員に達し次第終了
『風俗画の魅力 レンブラントとフェルメールの時代』
2015年4月12日(日)14:00~15:30
会場:東京都 六本木 国立新美術館 3階 講堂
講師:尾崎彰宏(東北大学大学院教授)
料金:無料(要展覧会入場券)
定員:260名(先着順)
『天文学者×占星術師 フェルメール《天文学者》をめぐって』
2015年4月18日(土)14:00~15:30
会場:東京都 六本木 国立新美術館 3階 講堂
出演:
渡部潤一(自然科学研究機構国立天文台副台長)
鏡リュウジ(占星術研究家)
料金:無料
料金:無料(要展覧会入場券)
定員:260名(要事前申込)
『17・18世紀フランスの風俗画』
2015年5月9日(土)14:00~15:30
会場:東京都 六本木 国立新美術館 3階 講堂
講師:宮島綾子(国立新美術館主任研究員)
料金:無料(要展覧会入場券)
定員:260名(先着順)
京都会場
2015年6月16日(火)~9月27日(日)
会場:京都府 京都市美術館
時間:9:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合は開館)