テリー・ギリアム近未来映画『ゼロの未来』予告編、「ゼロの定理」解明に挑む男描く

5月16日から東京・恵比寿のYEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほかで公開される映画『ゼロの未来』から予告編と場面写真が公開された。

予告編と場面写真では、物語の舞台となるコンピューターに支配された近未来の世界の様子が垣間見えるほか、クリストフ・ヴァルツ演じる天才プログラマーのコーエンが、荒廃した教会で謎の数式「ゼロ」の解明に挑む姿、魅力的な女性ベインズリーや「ゼロ」の秘密を知る青年ボブと心を交わしていく様子に加え、カメオ出演しているベン・ウィショーの姿も確認することができる。

同作は、『未来世紀ブラジル』『12モンキーズ』などで知られるテリー・ギリアムの新作。主演のクリストフ・ヴァルツに加え、デヴィッド・シューリス、メラニー・ティエリー、ルーカス・ヘッジズがキャストに名を連ねているほか、ベン・ウィショー、ティルダ・スウィントン、マット・デイモンらがカメオ出演している。

なお、ギリアム監督は同作について「私が初めて日本を訪れたときに、とても西洋化されたホテルに宿泊し、そのあと秋葉原に行ったんだ。秋葉原駅で電車を一歩降りると、騒音や映像やダンスをしている姿や洗濯機やタイプライターや踊っている人の姿が目や耳に入ってきて...あんなカルチャーショックを受けたのは生まれて初めてだった。『ゼロの未来』のオープニング・シークエンスは、私の秋葉原旅行そのものなんだ」と日本文化からの影響を明かしている。

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• 映画『ゼロの未来』公式サイト