『VOCA展2015 現代美術の展望-新しい平面の作家たち』が、3月14日から東京・上野の森美術館で開催される。
『VOCA展』は、現代アートにおける平面作品の領域で国際的にも通用するような将来性のある若手作家の支援を目的に、1994年から毎年開催されている。全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者らに40歳以下の若手作家の推薦を依頼し、推薦された作家が平面作品の新作を出品する。これまでに延べ754人の作家が出品しており、過去の受賞者には福田美蘭、やなぎみわ、蜷川実花、清川あさみらも名を連ねている。
22回目の開催となる今回は、34作家が出品。グランプリとなるVOCA賞には、シルクスクリーンでインクを重ねるというスタイルで作品を制作する小野耕石の『Hundred Layers of Colors』が選ばれた。VOCA奨励賞には岸幸太の『BLURRED SELF-PORTRAIT』、水野里奈の『みてもみきれない。』、佳作賞には松岡学の『光の塔』、松平莉奈の『青』が選出。大原美術館賞は川久保ジョイの『千の太陽の光が一時に天空に輝きを放ったならば』が受賞した。なお、選考委員によるシンポジウムや、受賞作家によるアーティストトークなどの関連イベントも開催。詳しくはオフィシャルサイトをチェックしてみよう。
イベント情報
『VOCA展2015 現代美術の展望-新しい平面の作家たち』
2015年3月14日(土)~3月30日(月)
会場:東京都 上野の森美術館
時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
出展作家:
今井俊介
榮水亜樹
奥村雄樹
小野耕石
笠見康大
加茂昂
川久保ジョイ
岸幸太
衣川明子
ジョミ・キム
齋悠記
鋤柄ふくみ
鈴木興
瀬尾夏美
武田浩志
武田雄介
竹村文宏
長谷川由貴
原田圭
平野泰子
福田龍郎
本城直季
牧野真耶
松岡学
松平莉奈
松本寛庸
mariane
水川千春
水野里奈
ミヤギフトシ
村瀬裕子
村田峰紀
森綾乃
横山奈美
休館日:会期中無休
料金:一般・大学生500円
※高校生以下無料