詩人・最果タヒの初長編小説『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』が、本日2月24日に刊行された。
1986年生まれの最果タヒは、2004年からネット上で詩を発表し、2005年から『現代詩手帖』に投稿を開始。2006年に『現代詩手帖賞』、京都大学在学中の2008年に『第13回中原中也賞』を受賞した。萩尾望都や山本直樹、古屋兎丸、志村貴子らが挿絵を提供した2012年刊行のイラスト詩集『空が分裂する』や、昨年発表した詩集『死んでしまう系のぼくらに』でも話題を集め、2月18日には小説集『星か獣になる季節』を刊行した。
2012年から『別冊少年マガジン』で連載されていた小説『魔法少女WEB』を全面的に改稿して収録した『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』は、少女たちの友情や青春を描いた作品。装画は『空が分裂する』にも参加した大槻香奈が担当している。
なお、最果の詩をプリントしたTシャツ、トートバッグ、スウェットなどの限定グッズが、グッズ作成・販売サイト「SUZURI」内の特設サイトで販売中。限定グッズは昨年からウェブデザイン誌『Web Designing』で連載中の最果タヒによる企画「詩句ハック」と、SUZURIのコラボから生まれたもので、デザインは『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』のブックデザインも担当した佐々木俊が手掛けている。