井筒和幸監督の特集上映に15本、維新派のドキュメンタリーや『ガキ帝国』『岸和田』も

井筒和幸監督の特集上映『自選シリーズ 現代日本の映画監督3 井筒和幸』が、3月17日から東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される。

1975年にピンク映画『行く行くマイトガイ 性春の悶々』で商業デビューを果たした井筒。「甘っちょろい予定調和の映画が大っ嫌い」と語る井筒は、不良たちを主人公にした青春群像劇や、芸人や新人女優、アイドルなどを重要な役に起用した数々の作品を発表している。

同イベントでは、映画初出演の島田紳助・松本竜介を主演に起用した『ガキ帝国』や、ナインティナインを主演に迎え、『ブルーリボン賞』作品賞を受賞した『岸和田少年愚連隊』、同じく『ブルーリボン賞』作品賞を受賞した『パッチギ!』など、井筒が監督を務めた15作品を上映する。また、上映作品の中には、短編映画『危ない話 夢幻物語「ツタンカーメン王の呪い」』『The ショートフィルムズ「TO THE FUTURE」』、現在の維新派である劇団日本維新派が1979年の冬に行った野外公演の様子を収めたドキュメンタリー映画『足乃裏から冥王まで』といった作品も上映される。

なお、3月21日の『ヒーローショー』と3月28日の『ガキ帝国』の上映後には、井筒によるトークイベントも行われる。上映スケジュールや関連イベントの詳細は、オフィシャルサイトをチェックしよう。


イベント情報

『自選シリーズ 現代日本の映画監督3 井筒和幸』

2015年3月17日(火)~3月29日(日)
会場:東京都 京橋 東京国立近代美術館フィルムセンター
上映作品:
『ガキ帝国』
『岸和田少年愚連隊』
『パッチギ!』
『二代目はクリスチャン』
『犬死にせしもの』
『危ない話 夢幻物語「ツタンカーメン王の呪い」』
『突然炎のごとく』
『さすらいのトラブルバスター』
『のど自慢』
『ゲロッパ!』
『The ショートフィルムズ TO THE FUTURE』
『ヒーローショー』
『黄金を抱いて翔べ』
『みゆき』
『足乃裏から冥王まで』
休館日:月曜
料金:一般520円 高校・大学生・シニア310円 小・中学生100円
※障がい者と付添者1名まで、およびキャンパスメンバーズは無料

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